タイトルはこれから考えます

シンプルライフ、節約、無為、至福

アウシュヴィッツを思い出せ!

ここ数年、自分に言い聞かせてるのは「生きるために必要なものは少ない」ということ。
まあ、衣食住があれば生きられる。
(現代生活はこんな単純ではなけど)

さらに最近、アウシュヴィッツの囚人の方々のことを想うようになりました。
あの死と苦と隣り合った極言の状態に比べれば、今の私の生活など天国そのものだと。

2022年に「アウシュヴィッツのチャンピオン」という映画を劇場で見ました。
アウシュヴィッツに収容されたボクサーが、拳一本で過酷な収容所でのサバイバル生活を生き抜いてく話です。

unpfilm.com

この映画、衝撃だったのは、収容所での過酷な生活でした。
映画のストーリーよりも、個人的にはそちらの方に興味がいってしまいました。
人権蹂躙の長時間の強制労働だけでも凄まじいのですが、何より食事がまともに与えられない。また、氷点下の中、布団もなく寝させられたり。
栄養失調、伝染病、様々な疾病など、死と隣り合わせの日々は私には想像もできないようなものでした。さらに看守からは問答無用の酷い仕打ちを受けるのですから。
この映画でも、主人公がパン一切れを手に入れるために...というシーンが見られたのをよく覚えています。パンの一塊を手に入れることに非常に重みを感じました。
今の私たちにとっては、たかがパンでしょうが、改めて考えれば、これはすごいことなのです。

prehoneymoon-world.com

エスは「人はパンのみにて生くるものにあらず」と言いましたが、まあ、パンがあって生き延びられることは素晴らしいことです。
極言、それで十分かもしれません。
平和であり、人権も守られ、清潔で、部屋は暖かく、蛇口をひねれば温かいお湯に浴びられる。
ああ、何という天国。
極言、ネットもスマホも、娯楽も車もなくても生きられる。